2018/03/04

Haiku で Mozc の巻 (その 3)

Haikuの Qt が OTF を認識しないので、mozc 使用時は Noto Sans CJK JP をシステムフォントに使えない。さてどうするか?

Haiku で Noto Sans CJK JP をシステムフォントに使いたいのは可愛いからではなく、見た目が良いからです。これまで Haiku の日本語フォントで一番見栄えが良かったのは VLゴシックでしたが、Noto Sans CJK JP はさらに良いと感じます。Bold 体もありますし。

昔の人は言いました。「OTF を認識しなければ TTF に変換すればいいじゃない」

冗談はともかく、OTF は TTF に変換できるようなので手順を検索したところ、変換後コードを手直ししないといけない場合があるようです。これは面倒だと更に探すと、OTFをTTFに変換してcmapテーブルを修正するという記事を見つけました。これなら自動でコード修正も行ってくれるようなので、試しに既存の Noto Sans CJK JP と名前がダブらないようにサブセットの Noto Sans JP を変換してみました (Ubuntu 16.04 LTS) 。

前準備
sudo apt install fonttools
sudo apt install fontforge
sudo gem install bundler
# convert-otf-to-ttf-and-fix-cmap はダウンロードして展開。

変換
cd convert-otf-to-ttf-and-fix-cmap-master/
bundle install
fontforge -script otf-to-ttf.sh NotoSansJP-Regular.otf
bundle exec ruby process-cmap.rb NotoSansJP-Regular.otf
fontforge -script otf-to-ttf.sh NotoSansJP-Bold.otf
bundle exec ruby process-cmap.rb NotoSansJP-Bold.otf

cmap_modified/ 以下にフォントが作成されるので、システムフォントに設定して試してみました。


Mozc 使用時でも Noto Sans CJK JP のサブセットである Noto Sans JP を使えるようになりました。おそらく、Noto Sans CJK JP でも同様にできるでしょう。

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